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薬師堂
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やくしどう
ふりがな文庫
“
薬師堂
(
やくしどう
)” の例文
今の
音羽
(
おとわ
)
の
護国寺
(
ごこくじ
)
の境内にあったもので、一万八千坪の
中
(
うち
)
に有名な
薬師堂
(
やくしどう
)
、
神農堂
(
しんのうどう
)
をはじめ、将軍臨場の時のために、高田御殿という壮麗なる御殿まで出来ていました。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
裏門の方へ出ようとする
傍
(
かたわら
)
に、寺の
廚
(
くりや
)
があって、
其処
(
そこ
)
で巡覧券を出すのを、
車夫
(
わかいしゅ
)
が取次いでくれる。巡覧すべきは、はじめ
薬師堂
(
やくしどう
)
、次の
宝物庫
(
ほうもつこ
)
、さて
金色堂
(
こんじきどう
)
、いわゆる
光堂
(
ひかりどう
)
。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
時には荒くれた
猪
(
いのしし
)
が人家の並ぶ街道にまで飛び出す。塩沢というところから出て来た猪は、
宿
(
しゅく
)
はずれの陣場から
薬師堂
(
やくしどう
)
の前を通り、それから村の舞台の方をあばれ回って、馬場へ突進したことがある。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
小児
(
こども
)
は
切
(
せめ
)
て仏の
袖
(
そで
)
に
縋
(
すが
)
ろうと思ったでしょう。
小立野
(
こだつの
)
と言うは
場末
(
ばすえ
)
です。先ず小さな山くらいはある高台、草の茂った
空地沢山
(
あきちだくさん
)
な、人通りのない
処
(
ところ
)
を、その
薬師堂
(
やくしどう
)
へ参ったですが。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
堂
常用漢字
小5
部首:⼟
11画
“薬師”で始まる語句
薬師
薬師如来
薬師寺
薬師仏
薬師詣
薬師山
薬師様
薬師講
薬師町
薬師岱赭