トップ
>
薄氣味
>
うすぎみ
ふりがな文庫
“
薄氣味
(
うすぎみ
)” の例文
新字:
薄気味
A それや
君
(
きみ
)
、
少
(
すこ
)
しは
薄氣味
(
うすぎみ
)
わるくなるだらうぢやないか。
只
(
た
)
つた十八
萬
(
まん
)
五千七百九十九
枚
(
まい
)
の
年始状
(
ねんしじやう
)
が
大隈邸
(
おほくまてい
)
に
運
(
はこ
)
びこまれてさへ
新聞種
(
しんぶんだね
)
になるんだもの。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
螢の薄光で、
微
(
ほのか
)
に見える其の姿は、
何樣
(
どん
)
なに
薄氣味
(
うすぎみ
)
惡く見えたろう。眼は妙に
爛
(
きら
)
ついてゐて、鼻は
尖
(
とが
)
ツて、そして
鬚
(
ひげ
)
は
銀
(
しろがね
)
のやうに光ツて、
胸頭
(
むなさき
)
を飾ツてゐた。
水郷
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
薄氣味
(
うすぎみ
)
惡くはある、淋しくはある、足は
疲
(
つか
)
れて來る、眠くはある。
加之
(
それに
)
お
腹
(
なか
)
まで
空
(
す
)
いて來るといふのだから、それで自分が何樣なに困りきツたかといふ事が
解
(
わか
)
る。
水郷
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
心はもう臆病風に取ツかれてゐるので
道端
(
みちばた
)
の草が、ザワザワと謂ツても自分はひやりツとして縮上る。
然
(
さ
)
うするとまた、
薄氣味
(
うすぎみ
)
の惡い事ばかりが、心に浮んでならない。
水郷
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
氣
部首:⽓
10画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“薄氣味”で始まる語句
薄氣味惡