トップ
>
蔓
>
ひろが
ふりがな文庫
“
蔓
(
ひろが
)” の例文
此の死は、あまりに
蔓
(
ひろが
)
りすぎる生物を減らして、生物の間の調和をよくし、そして又、すべての生物を、絶えず若くしてゆく。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
其が次第に
蔓
(
ひろが
)
つて、過ぎた日の様々な姿を、聯想の紐に貫いて行く。さうして明るい意思が、彼の人の
死枯
(
しにが
)
れたからだに、再び立ち直つて来た。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
彼は、たった今、もりもりと盛り上って来て、胸一ぱいに
蔓
(
ひろが
)
りはじめた想念を、もっとハッキリ追って見ようとして、ふたたび、暗い小路に戻って、ゆきつもどりつしはじめた。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
友人辻本工学士に拠ると信濃越中の国境に聳えている
祖父
(
じい
)
ヶ岳は、「種蒔き爺さん」が
笊
(
ざる
)
を持った具合に現われるので、山腹雪解の頃、
偃松
(
はいまつ
)
が先ずその形に
蔓
(
ひろが
)
って、出るのではないかという話である
雪の白峰
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
其が次第に
蔓
(
ひろが
)
って、過ぎた日の様々な姿を、短い
聯想
(
れんそう
)
の
紐
(
ひも
)
に貫いて行く。そうして明るい意思が、彼の人の
死枯
(
しにが
)
れたからだに、
再
(
ふたたび
)
立ち直って来た。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
どうだい? 放つておけば、一寸の間に世界中に
蔓
(
ひろが
)
るかもしれない此の木虱を、あの金色の眼の蜻蛉や、小さい瓢虫や、いろんな雛鳥が食ひ尽してしまへようか。
科学の不思議
(新字旧仮名)
/
ジャン・アンリ・ファーブル
(著)
“蔓(つる植物)”の解説
つる植物・蔓植物(つるしょくぶつ、en: climbing plant)は、自らの剛性で体を支えるのではなく、他の樹木や物体を支えにすること(つる性)で高いところへ茎を伸ばす植物のことである。蔓草(つるくさ、まんそう)、葛・蔓(かずら・かつら)などともいう。
(出典:Wikipedia)
蔓
漢検準1級
部首:⾋
14画
“蔓”を含む語句
藤蔓
蔓延
蔦蔓
葡萄蔓
葛蔓
手蔓
蔓葛
蔓草
通草蔓
蔓菁
金蔓
蔓薔薇
芋蔓
蔓茘枝
通蔓草
蔓衍
滋蔓
豆蔓
蔓苔桃
日影蔓
...