トップ
>
葡萄圃
>
ぶだうばたけ
ふりがな文庫
“
葡萄圃
(
ぶだうばたけ
)” の例文
ゲーテなども、確か驢馬に乗つて
葡萄圃
(
ぶだうばたけ
)
の間あたりを縫ひながら、それから
苔
(
こけ
)
の生えた熔巌の上などを難渋して歩いたのであつただらうか。
ヴエスヴイオ山
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
處々に新に造りたる人家と
葡萄圃
(
ぶだうばたけ
)
とあり。博士われ等を顧みて云ふやう。この境の慘状をばわれ
目
(
ま
)
のあたり見ることを得たり。われは猶幼かりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
カプリ島の級状をなせる
葡萄圃
(
ぶだうばたけ
)
と
橄欖
(
オリワ
)
樹とは忽ち跡を沒して、我等は
矗立
(
ちくりふ
)
せる岩壁の天に
聳
(
そび
)
ゆるを見る。緑波は石に觸れて碎け、紅花を開ける水草を洗へり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
レジナにて
驢
(
うさぎうま
)
を雇ひ、
葡萄圃
(
ぶだうばたけ
)
、貧しげなる農家など見つつ
騎
(
の
)
り行くに、
漸
(
やうや
)
くにして草木の勢衰へ、はては
片端
(
かたは
)
になりたる小灌木、半ば枯れたる草の茎もあらずなりぬ。
ヴエスヴイオ山
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
われは山に向ふ
看者
(
みて
)
の間に
介
(
はさ
)
まりて、
推
(
お
)
されながらも、白き石垣もて仕切りたる
葡萄圃
(
ぶだうばたけ
)
の中なる
徑
(
こみち
)
を登り行きぬ。衆人は先を爭ひて、熔巖の將に到らんとする部落の方へと進めり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
葡
漢検準1級
部首:⾋
12画
萄
漢検準1級
部首:⾋
11画
圃
漢検準1級
部首:⼞
10画
“葡萄”で始まる語句
葡萄
葡萄酒
葡萄牙
葡萄棚
葡萄蔓
葡萄色
葡萄園
葡萄畑
葡萄豆
葡萄茶