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苦苦
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にがにが
ふりがな文庫
“
苦苦
(
にがにが
)” の例文
私はそれを心から
苦苦
(
にがにが
)
しく不愉快なことに思つた。先生は
予譲
(
よじやう
)
や
比干
(
ひかん
)
の話はおくびにも出さないでのべつ幕なしに元寇と朝鮮征伐の話ばかりする。
銀の匙
(新字旧仮名)
/
中勘助
(著)
鬼神でない一介の婦女子だから、敢て詰責するにも当らないが、俺は
苦苦
(
にがにが
)
しく思つたり、片腹痛く感じたりすることがないでもない。
日外
(
いつぞや
)
もかう云ふ事があつた。
畜生道
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
されど支那商人の
来
(
きた
)
りて真鍮の
器
(
うつは
)
並べて商ふ、それはまだよし、孔雀の色に
何時
(
いつ
)
も変らぬ
紺青
(
こんじやう
)
、
青竹色
(
あおたけいろ
)
のこちたき色を交へし絹の模様物を左右より見せ附けられ
候
(
さふらふ
)
が
苦苦
(
にがにが
)
しく
候
(
さふら
)
ひき。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
ちょいと
苦苦
(
にがにが
)
しそうな顔をして、「あんな即興歌は、無理やりに頼まれて、感激も
何
(
なに
)
もないのに、でっち
上
(
あ
)
げるからです、が、「老兵クリイクわたる……」というようなのは、ニュウス映画を見て
茂吉の一面
(新字新仮名)
/
宇野浩二
(著)
“苦苦”の意味
《名詞》
苦 苦(くく)
〔仏教用語〕苦であると初めからわかっていることを原因とする苦。三苦の一つ。
(出典:Wiktionary)
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
“苦”で始まる語句
苦
苦悶
苦笑
苦々
苦痛
苦患
苦力
苦労
苦手
苦衷