“にがにが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苦々95.8%
苦苦3.4%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お父様、」と彼女は言った、「こんな服装は私にどうでしょう?」ジャン・ヴァルジャンは苦々にがにがしいねたましいような声で答えた。
鬼神でない一介の婦女子だから、敢て詰責するにも当らないが、俺は苦苦にがにがしく思つたり、片腹痛く感じたりすることがないでもない。日外いつぞやもかう云ふ事があつた。
畜生道 (新字旧仮名) / 平出修(著)
革命の先覚者たるかの如くに振舞ふ彼女の暴状を見よ、にがにがしいことだ。
逆徒 (新字旧仮名) / 平出修(著)