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若造
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わかぞう
ふりがな文庫
“
若造
(
わかぞう
)” の例文
到る処に
白首
(
しらくび
)
の店が、押すな押すなで軒を並べて、
弦歌
(
げんか
)
の声、湧くが如しだ。男も女も、
老爺
(
じじい
)
も
若造
(
わかぞう
)
も、手拍子を揃えて歌っているんだ。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
あんなひょろひょろした
若造
(
わかぞう
)
にくらべては何と
云
(
い
)
ってもおみちにはおれのほうが
勝
(
か
)
ち
目
(
め
)
がある。
十六日
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
天水桶
(
てんすいおけ
)
を
攪
(
か
)
き
混
(
ま
)
ぜたくらいの価値はその色の上において充分あらわれている。これからが化物の記述だ。
大分
(
だいぶ
)
骨が折れる。天水桶の方に、突っ立っている
若造
(
わかぞう
)
が二人いる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そんな
若造
(
わかぞう
)
が、大それた……と慷堂は、あきれていたが
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
あの人相書とこの
若造
(
わかぞう
)
!
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
よく吾輩の処へ議論を吹っかけに来る江戸ッ子の
若造
(
わかぞう
)
で、友吉とも心安い、
来島
(
くるしま
)
という柔道家だったが、これも猿股一つになって、真黒な腕に浮袋を抱え込んでいた。
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“若造”の意味
《名詞》
若者や未熟な者。また、そのような者に対する蔑称。
(出典:Wiktionary)
若
常用漢字
小6
部首:⾋
8画
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
“若”で始まる語句
若
若者
若衆
若干
若狭
若人
若旦那
若葉
若木
若僧