“若造”の読み方と例文
読み方割合
わかぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
到る処に白首しらくびの店が、押すな押すなで軒を並べて、弦歌げんかの声、湧くが如しだ。男も女も、老爺じじい若造わかぞうも、手拍子を揃えて歌っているんだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あんなひょろひょろした若造わかぞうにくらべては何とってもおみちにはおれのほうががある。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
天水桶てんすいおけぜたくらいの価値はその色の上において充分あらわれている。これからが化物の記述だ。大分だいぶ骨が折れる。天水桶の方に、突っ立っている若造わかぞうが二人いる。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)