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苛刻
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かこく
ふりがな文庫
“
苛刻
(
かこく
)” の例文
かかる賊民を取り扱うには、釈迦も孔子も名案なきは必定、ぜひとも
苛刻
(
かこく
)
の政を行なうことなるべし。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
苛刻
(
かこく
)
な現実精神をかの
獰猛
(
どうもう
)
な妖怪から、身をもって学んだわけだ、と、悟浄は
顫
(
ふる
)
えながら考えた。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
造営までなかなか手が届かぬを
定規
(
ていき
)
に背くとて無理に合祀するは
苛刻
(
かこく
)
もはなはだし矣。いわく、神官の俸給を増し与えたりとて、即刻何の効験、化育の功績も目に見えるほど挙がらず。
神社合祀に関する意見
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
否な之を軽侮し之を棄却する程の
無神的
(
ゴツトロース
)
の
苛刻
(
かこく
)
は胆大にして且つ冷淡の偽人物に
非
(
あら
)
ざれば之を
作
(
な
)
すこと
能
(
あた
)
はざる為なり。今本篇の主人公太田なるものは
可憐
(
かれん
)
の舞姫と恩愛の情緒を
断
(
た
)
てり。
舞姫
(新字旧仮名)
/
石橋忍月
(著)
町家の売物に
懸直
(
かけね
)
あるが如しといいしもこの辺の意味にして、『女大学』の濃厚
苛刻
(
かこく
)
なる文面を正面より受取り、その極端を行わんとするは、とても実際に
叶
(
かな
)
わざることなれども
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“苛刻”の意味
《名詞・形容動詞》
「苛酷」に同じ。
(出典:Wiktionary)
苛
常用漢字
中学
部首:⾋
8画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
“苛”で始まる語句
苛
苛立
苛々
苛責
苛酷
苛烈
苛辣
苛斂誅求
苛苛
苛税