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花札
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はな
ふりがな文庫
“
花札
(
はな
)” の例文
一向どうという様子もない。……
花札
(
はな
)
を引こうというから六百拳をしているうちに午前二時になった。……さすがに何となく凄いんだな。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
すこし小母が氣分の好い時には、池の金魚の見えるところへ人を集めて、病を慰める爲に
花札
(
はな
)
を引いた。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
確
(
たしか
)
に小包を請取ったので、かくとは思い懸けず、慎みながら、若いから、今も今で、かねていいつけられて
窘
(
たしな
)
んだ、
花札
(
はな
)
を引いて、気の衰えるまで負けて帰ったので、済まなさも済まないし
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ヒヒヒヒ……」と笑って、「
花札
(
はな
)
よ」と云った。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
「
花札
(
はな
)
と間違げえちやいけない」
銭形平次捕物控:284 白梅の精
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
堪忍なさいな、
私
(
わたい
)
は見向いても下さらないんだと思って、
自暴
(
やけ
)
よ、お
花札
(
はな
)
なんか引いてさ、堪忍して下さいな、
可
(
よ
)
くッて。おまえ
様
(
さん
)
の深切を無にしたようだけれど、だってしようがないんだもの。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「コヤコヤ、いつかも蝶吉がお
花札
(
はな
)
を引いた時のように警察の帳面につけておく。住所、姓名をちゃんと申せ、偽るとためにならぬぞ。コヤ、」と一生懸命に
笑
(
わらい
)
を忍んで、
細
(
ほっそ
)
りした頬を膨らしながら
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“花札”の解説
は、日本特有のかるたの一種。花かるた、花がるたとも。今では一般に花札といえばのことで、一組48枚に、12か月折々の花が4枚ずつに書き込まれている。
48枚という構成は、一組48枚だったころのポルトガルのトランプが伝来した名残である。2人で遊ぶこいこい、3人で遊ぶ花合わせ、という遊び方が一般的である他、愛好家の中では八八という遊び方に人気がある。同じ遊び方でも地域によってルールが異なったり、地域独特の遊び方も存在したりするほか、海外にも伝播している。
(出典:Wikipedia)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
札
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“花”で始まる語句
花
花瓶
花魁
花弁
花片
花園
花崗岩
花簪
花崗石
花車