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艷冶
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えんや
ふりがな文庫
“
艷冶
(
えんや
)” の例文
新字:
艶冶
隙さえあれば、彼はこっそり瑠璃光丸の目を盗んで、大講堂の内陣に
彳
(
たゝず
)
みながら、観世音や
弥勒
(
みろく
)
菩薩の
艷冶
(
えんや
)
な尊容に、夢見るような瞳を凝らしつゝ、茫然と物思いに耽って居た。
二人の稚児
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
おなじ
半帕
(
ハンケチ
)
でも、
金澤
(
かなざは
)
の
貸本屋
(
かしほんや
)
の
若妻
(
わかづま
)
と
云
(
い
)
ふのが、
店口
(
みせぐち
)
の
暖簾
(
のれん
)
を
肩
(
かた
)
で
分
(
わ
)
けた
半身
(
はんしん
)
で、でれりと
坐
(
すわ
)
つて、いつも
半帕
(
ハンケチ
)
を
口
(
くち
)
に
啣
(
くは
)
へて、うつむいて
見
(
み
)
せた
圖
(
づ
)
は、
永洗
(
えいせん
)
の
口繪
(
くちゑ
)
の
艷冶
(
えんや
)
の
態
(
てい
)
を
眞似
(
まね
)
て
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
艷
部首:⾊
24画
冶
常用漢字
中学
部首:⼎
7画
“艷”で始まる語句
艷
艷々
艷書
艷女
艷麗
艷増
艷氣
艷福
艷種
艷色