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色魔
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しきま
ふりがな文庫
“
色魔
(
しきま
)” の例文
こんなことを、
貞操蹂躙
(
ていそうじゅうりん
)
とか
色魔
(
しきま
)
とか云って大騒ぎする奴の気が知れない。『
洗滌
(
せんじょう
)
すれば、なにごともなかったと同じように清浄になるのだ』
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
彼は恐るべきまた驚くべき
色魔
(
しきま
)
なのだ。一切の穢濁を断じて
聖浄
(
せいじょう
)
の楽土に住む
得道出家
(
とくどうしゅっけ
)
の身にてありながら、
徒
(
いたずら
)
にただ肉を追う餓鬼畜生の
類
(
たぐい
)
なのだ。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
あんな
色魔
(
しきま
)
のような坊主に、自分の描いたものをやりたくない。わしはそういう性分じゃ。
再度生老人
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
なんだい、お前
色魔
(
しきま
)
のくせに、いやらしいわ。大嫌い! さわっちゃいやよ、さわっちゃいやよ……ホ、ホ、ホ、ホ、いい気味だ! わたしが睨むと
慄
(
ふる
)
えるじゃアないか。弱い男ね、骨なしだわ。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
老人形師は人形に
生命
(
いのち
)
を吹きこむ
錬金術師
(
れんきんじゅつし
)
であろう。また、モデル女を誘拐し、監禁する
色魔
(
しきま
)
であろう。小説家はこの老魔術師の心を知る人である。知りながら、その妖術のとりことなるのである。
「悪霊物語」自作解説
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
「
色魔
(
しきま
)
! いるかい?」
人間失格
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「言うな、
色魔
(
しきま
)
!」
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“色魔”の意味
《名詞》
情欲を満たすため、多くの女性を誘惑し、もてあそぶ男性。
(出典:Wiktionary)
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
魔
常用漢字
中学
部首:⿁
21画
“色”で始まる語句
色
色彩
色々
色沢
色合
色紙
色艶
色褪
色気
色香