“しきま”の漢字の書き方と例文
語句割合
色魔100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんだい、お前色魔しきまのくせに、いやらしいわ。大嫌い! さわっちゃいやよ、さわっちゃいやよ……ホ、ホ、ホ、ホ、いい気味だ! わたしが睨むとふるえるじゃアないか。弱い男ね、骨なしだわ。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
老人形師は人形に生命いのちを吹きこむ錬金術師れんきんじゅつしであろう。また、モデル女を誘拐し、監禁する色魔しきまであろう。小説家はこの老魔術師の心を知る人である。知りながら、その妖術のとりことなるのである。
「悪霊物語」自作解説 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
色魔しきま! いるかい?」
人間失格 (新字新仮名) / 太宰治(著)