へや)” の例文
旧字:
その時はちょうど解脱げだつ仏母の小堂の横の石段に上って居りました。それからセラ大寺の大本堂の前を通って自分のへやに着きました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
五日したらまた来るといった五通神の来るのをおそれて、その夜は婢や媼を内室の中へ寝かさずに外のへやへやって、ただ一人でに向って悲しそうにして待っていた。
五通 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
いかにも不思議と思いつつ自分のへやに帰る方向に着きますと、またまた不思議の声が幾度か発しました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
邵は客を泊めるへやに婢や媼を入れてあるので、とうとう万生を内院いまへ伴れていって泊めた。
五通 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)