“臭(しゅう)” の例文
疵(きず)持つ足の千々岩は、今さら抗議するわけにも行かず、倒れてもつかむ馬糞(ばふん)の臭(しゅう)をいとわで、おめおめと練兵行軍の事に従いしが、この打撃はいたく千々岩を刺激して
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
天下後世にその名を芳(ほう)にするも臭(しゅう)にするも、心事の決断如何(いかん)に在(あ)り、力(つと)めざるべからざるなり。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一つ一つの能力の優秀(ゆうしゅう)さが全然目立たないほど、過不及(かふきゅう)無く均衡(きんこう)のとれた豊かさは、子路にとって正(まさ)しく初めて見る所のものであった。闊達(かったつ)自在、いささかの道学者臭(しゅう)も無いのに子路は驚(おどろ)く。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)