)” の例文
「はい。西宮さんはちッともおらないで、こなたの……」と、言い過ぎようとして気がついたらしく、お梅は言葉を切ッた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
勝信 おっていらっしゃいませ。(親鸞を助けて寝床にさせる)お苦しゅうございますか。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
「はい。お一人でおッていらッしゃいましたよ。おさみしいだろうと思ッて私が参りますとね、あちらへ行ッてろとおッしゃッて、何だか考えていらッしゃるようですよ」
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)
洗い物をして来たお熊は、室の内に入りながら、「おや、もうお起きなすッたんですか。もすこしおッてらッしゃればいいのに」と、持ッて来た茶碗ちゃわん小皿などを茶棚ちゃだなへしまいかけた。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)