はらわた)” の例文
むろん又と崑崙茶を飲みに行く資力なんか無いのですが、しかしその味だけはトコトンまではらわたに沁み込んでいてトテモトテモ諦められない。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ふれれば益々痛むのだが、その痛さが齲歯むしばが痛むように間断しッきりなくキリキリとはらわたむしられるようで、耳鳴がする、頭が重い。
... 持って帰るのに困りますからはらわたを抜いて炭を詰めますがあれでも味は変りますまいか」中川
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)