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背負
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しょっ
ふりがな文庫
“
背負
(
しょっ
)” の例文
「京都という所は、いやに寒い所だな」と
宗近
(
むねちか
)
君は
貸浴衣
(
かしゆかた
)
の上に
銘仙
(
めいせん
)
の丹前を重ねて、
床柱
(
とこばしら
)
の松の木を
背負
(
しょっ
)
て、
傲然
(
ごうぜん
)
と
箕坐
(
あぐら
)
をかいたまま、外を
覗
(
のぞ
)
きながら、
甲野
(
こうの
)
さんに話しかけた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
『
背負
(
しょっ
)
ちゃ駄目よ。——それよりか、ちょいと水族館でも覗いて見ないこと?』
四月馬鹿
(新字新仮名)
/
渡辺温
(著)
当然
(
あたりめえ
)
の事だ、娘ッ子
私
(
わし
)
ア田舎者ですが、此の火事に焼け出され、
彼方此方
(
あっちこっち
)
迯𢌞
(
にげまわ
)
って、包を
背負
(
しょっ
)
たまゝ泊る所もねえので、此処らをうろ/\して居る所だが、
貴女
(
あんた
)
の死のうとするのを見掛け
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そこで、この男の旅姿を見た時から、ちゃんと心づもりをしたそうで、
深切
(
しんせつ
)
な宰八
爺
(
じじ
)
いは、夜の
具
(
もの
)
と一所に、机を
背負
(
しょっ
)
て来てくれたけれども、それは使わないで、床の間の隅に、
埃
(
ほこり
)
は据えず差置いた。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
負
常用漢字
小3
部首:⾙
9画
“背負”で始まる語句
背負上
背負揚
背負子
背負籠
背負梯子
背負込
背負投
背負商
背負紐
背負引