“肥(ごえ)” の例文
「渡さぬとあらば、なおおもしろい。木隠龍太郎(こがくれりゅうたろう)や忍剣(にんけん)が力をあわせて、汝(なんじ)らを、この松並木(まつなみき)の生(い)き肥(ごえ)にしてくれる」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
農業には藁類の堆肥(たいひ)がひつようであって、三種の麦稈などは、苅(か)った年のものを積(つ)み肥(ごえ)にするよりも、さんざんに雨に打たせ煙にいぶして、もろくくだけやすくなったもののほうがよかった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)