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聞人
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ぶんじん
ふりがな文庫
“
聞人
(
ぶんじん
)” の例文
川上宗壽は茶技の
聞人
(
ぶんじん
)
である。宗壽は
宗什
(
そうじふ
)
に學び、宗什は不白に學んだ。安永六年に生れ、弘化元年に六十八歳で歿したから、此手紙の書かれた時は五十二歳である。
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
牧之
(
ぼくし
)
老人は
越後
(
ゑちご
)
の
聞人
(
ぶんじん
)
なり。
甞
(
かつて
)
貞介朴実
(
ていかいぼくじつ
)
を
以
(
もつて
)
聞
(
きこ
)
え、
屡
(
しば/\
)
県監
(
けんかん
)
の
褒賞
(
はうしやう
)
を
拝
(
はい
)
して氏の
国称
(
こくしよう
)
を
許
(
ゆるさ
)
る。
生計
(
せいけい
)
の
余暇
(
よか
)
風雅
(
ふうが
)
を以四方に
交
(
まじは
)
る。余が
亡兄
(
ぼうけい
)
醒斎
(
せいさい
)
京伝の別号
翁
(
をう
)
も
鴻書
(
こうしよ
)
の
友
(
とも
)
なりしゆゑ、
余
(
よ
)
も
亦
(
また
)
是
(
これ
)
に
嗣
(
つ
)
ぐ。
北越雪譜:05 北越雪譜二編凡例
(新字旧仮名)
/
山東京山
(著)
牧之
(
ぼくし
)
老人は
越後
(
ゑちご
)
の
聞人
(
ぶんじん
)
なり。
甞
(
かつて
)
貞介朴実
(
ていかいぼくじつ
)
を
以
(
もつて
)
聞
(
きこ
)
え、
屡
(
しば/\
)
県監
(
けんかん
)
の
褒賞
(
はうしやう
)
を
拝
(
はい
)
して氏の
国称
(
こくしよう
)
を
許
(
ゆるさ
)
る。
生計
(
せいけい
)
の
余暇
(
よか
)
風雅
(
ふうが
)
を以四方に
交
(
まじは
)
る。余が
亡兄
(
ぼうけい
)
醒斎
(
せいさい
)
(京伝の別号)
翁
(
をう
)
も
鴻書
(
こうしよ
)
の
友
(
とも
)
なりしゆゑ、
余
(
よ
)
も
亦
(
また
)
是
(
これ
)
に
嗣
(
つ
)
ぐ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
この年の
虎列拉
(
コレラ
)
は江戸市中において二万八千人の犠牲を求めたのだそうである。当時の
聞人
(
ぶんじん
)
でこれに死したものには、
岩瀬京山
(
いわせけいざん
)
、
安藤広重
(
あんどうひろしげ
)
、
抱一
(
ほういつ
)
門の
鈴木必庵
(
すずきひつあん
)
等がある。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
茶山の蘭軒に与ふる書には多く
聞人
(
ぶんじん
)
の名が出で、その霞亭に与ふる書にはこれに反して此の如く無名の人が
畳出
(
でふしゆつ
)
するのは、茶山と霞亭とが姻戚関係を有してゐたからであらう。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“聞人”の解説
聞人(ぶんじん)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の415番目。
(出典:Wikipedia)
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“聞人”で始まる語句
聞人達