聖書せいしょ)” の例文
それから、聖書せいしょを開いて、これも説教集のそばにおきました。さいごに、おかあさんは大きなひじかけイスをテーブルのそばに引きよせました。
ペテロの命日めいにちは、十月四日でした。その日になると、毎年、村の人たちは仕事をやめて、教会にいったり、聖書せいしょを読んだりするのでした。その日を、ペテロの日といいました。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
おばあさまは、神さまの、うららかなお日さまの光をあびながら、「なんじら、もし、おさなごのごとくならずば、天国にいることをえじ。」と、高らかに聖書せいしょの一せつをよんでいました。
反対はんたいに、聖書せいしょのお話は大変たいへんよく知っています。ジャンセエニュ先生せんせい生徒せいとのうちでも、地上ちじょう楽園らくえんとノアの方舟はこぶねことをローズ・ブノワさんのように上手じょうずにお話しできる生徒せいとは一人もいません。
母の話 (新字新仮名) / アナトール・フランス(著)
この子は、聖書せいしょから名をとってベンジャミンとよばれていたのです。