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耐忍
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たいにん
ふりがな文庫
“
耐忍
(
たいにん
)” の例文
衆奉じて以て主と爲すべきものなく、或は
散
(
さん
)
じて四方に
之
(
ゆ
)
き、或は
上野
(
うへの
)
に
據
(
よ
)
る。若し公をして
耐忍
(
たいにん
)
の力無く、共に
怒
(
いか
)
つて事を擧げしめば、則ち府下悉く
焦土
(
せうど
)
と爲らん。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
決して女子は勇気なくともよいというのではないが、女子の強きところは
耐忍
(
たいにん
)
にありとせば、男子の特長は
猛進的
(
もうしんてき
)
なる
奮闘
(
ふんとう
)
の力にある。このことを論ずるには
多言
(
たげん
)
を要せぬ。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
しかして基督教はこの
耐忍
(
たいにん
)
を我れに与うるにおいて無上の力を有するものなり。
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
妻の手前ながら定めて
断腸
(
だんちょう
)
の思いなりしならんに、日頃
耐忍
(
たいにん
)
強き人なりければ、この上はもはや
詮方
(
せんかた
)
なし、自分は死せる
心算
(
しんさん
)
にて郷里に帰り、
田夫野人
(
でんぷやじん
)
と
伍
(
ご
)
して一生を終うるの覚悟をなさん。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
いわゆる強さの形が変化するというは、
克
(
かつ
)
の字について前の「
説文
(
せつもん
)
」にいえるがごとく、重荷を
荷
(
にな
)
うて堪えること、すなわち
辛苦艱難
(
しんくかんなん
)
に堪える、
耐忍
(
たいにん
)
の力あることをもってその強さが計られる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“耐忍”の意味
《名詞》
耐え忍ぶこと。
(出典:Wiktionary)
耐
常用漢字
中学
部首:⽽
9画
忍
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
“耐”で始まる語句
耐
耐震的
耐兼
耐力
耐難
耐震的考慮
耐久力
耐圧管
耐幽夢
耐酸性