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羽翼
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はね
ふりがな文庫
“
羽翼
(
はね
)” の例文
半ば眠れる馬の
鬣
(
たてがみ
)
よりは
雨滴
(
しずく
)
重く
滴
(
したた
)
り、その背よりは
湯気
(
ゆげ
)
立ちのぼり、
家鶏
(
にわとり
)
は荷車の陰に隠れて
羽翼
(
はね
)
振るうさまの
鬱陶
(
うっとう
)
しげなる
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
そう
注意
(
ちゅうい
)
されている
中
(
うち
)
に、もう
私
(
わたくし
)
の
眼
(
め
)
には
蝶々
(
ちょうちょう
)
のような
羽翼
(
はね
)
をつけた、
大
(
おおき
)
さはやっと二三
寸
(
ずん
)
から三四
寸位
(
すんくらい
)
の、
可愛
(
かわい
)
らしい
小人
(
こびと
)
の
群
(
むれ
)
がちらちら
映
(
うつ
)
って
来
(
き
)
たのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
羽翼
(
はね
)
美しい
小禽
(
ことり
)
を、わが手先きまで引き寄せながら、きゅっと捉まえる事が出来ずに、また飛び立たしてしまうような、どこまでも残り惜しく恨めしいのが、わが居間から
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
なぜか今日はことさらに侘しくつらい。いくら美しい少女の髪の香に憧れたからって、もう自分らが恋をする時代ではない。また恋をしたいたッて、美しい鳥を誘う
羽翼
(
はね
)
をもう持っておらない。
少女病
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
風は胡蝶の
羽翼
(
はね
)
を
裂
(
さ
)
き
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
“羽翼”の意味
《名詞》
鳥類の羽毛と翼。
天子などの助けとなること。補佐
(出典:Wiktionary)
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
翼
常用漢字
中学
部首:⽻
17画
“羽翼”で始まる語句
羽翼締
羽翼原人論