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羞
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はじらい
ふりがな文庫
“
羞
(
はじらい
)” の例文
復一はさすがに云い
淀
(
よど
)
んだ。すると真佐子は漂渺とした白い顔に少し
羞
(
はじらい
)
をふくんで、
両袖
(
りょうそで
)
を掻き合しながら云った。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
ぜんたいに
窶
(
やつ
)
れているようだし、肩をすぼめるような身ごなしも、
羞
(
はじらい
)
を含んだ
哀
(
かな
)
しげな微笑のし方にもかつて見たことのない寂しそうなかげが
滲
(
にじ
)
み出ていた。
彩虹
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
おとなの世界をのぞいて見たばかりのようなお民は、いくらか
羞
(
はじらい
)
を含みながら、十七の
初島田
(
はつしまだ
)
の祝いのおりに妻籠の知人から贈られたという
櫛箱
(
くしばこ
)
なぞをそこへ取り出して来ておまんに見せた。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
羞
常用漢字
中学
部首:⽺
11画
“羞”を含む語句
羞恥
含羞
羞耻
嬌羞
羞明
含羞草
可羞
羞含
羞恥心
面羞
心羞
気羞
珍羞
羞痒
多羞
羞耻心
花羞
羞渋
羞恥家
羞顔
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