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罪科
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とが
ふりがな文庫
“
罪科
(
とが
)” の例文
乃公が死にそうな目に遇ったのは
畢竟
(
つまり
)
宿屋の
罪科
(
とが
)
だ。それをお父さんが、此は珍らしい魚だ、此辺でなければ
漁
(
と
)
れない名物だと言ったのも可なり悪い。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「いいや、そんなことは、どうでもよい。ともあれおぬしが
抱
(
いだ
)
いた大逆の
罪科
(
とが
)
は、法は勿論、神仏もゆるし給わぬところだ。助かろうなどとは考えるなよ」
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
されど童子は助けてたべ、いかでか無辜の幼な児に、さる非道なる最期をば、遂げしめるべき
罪科
(
とが
)
あらん。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:03 怖ろしき復讐
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
罪科
(
とが
)
と、爵ある老いし人と、
穢
(
けが
)
れの枕とへ
しめしあわせ
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
きょうの罪は
赦
(
ゆる
)
しがたいものに違いないが、わしに免じて——いやわしにその
罪科
(
とが
)
をしばし預けてくれい。後日、かならずこの罪を償うほどの大功を挙げさせるから。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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何人
(
だれ
)
も頼みもしないのに此んな危い機械なんか発明したもんだから、忠公は三日も床の中で苦しがった。それを
恰
(
あたか
)
も乃公の
罪科
(
とが
)
のように言うのは
聊
(
いささ
)
かお門違いである。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「いや、あの冠者のようにはなるまい、なぜならば、この子は、
唖
(
おし
)
じゃ。——ものいえば
罪科
(
とが
)
になる唖の世に、唖と生れてくれたのは、これも、われら夫婦が信心のおかげであろう」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(一体、何の
罪科
(
とが
)
で? ——)
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何の
罪科
(
とが
)
もあるまいに
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
罪
常用漢字
小5
部首:⽹
13画
科
常用漢字
小2
部首:⽲
9画
“罪”で始まる語句
罪
罪人
罪業
罪滅
罪障
罪悪
罪惡
罪咎
罪亡
罪深