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綾瀬川
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あやせがわ
ふりがな文庫
“
綾瀬川
(
あやせがわ
)” の例文
松平蔵之丞様
(
まつだいらくらのじょうさま
)
のお屋敷と、
須田村
(
すだむら
)
の間をぬけて、
関屋
(
せきや
)
の里まで行き着いた主従四人は、
綾瀬川
(
あやせがわ
)
の橋のたもとにたちどまって
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
その上
綾瀬川
(
あやせがわ
)
その他支流や
入江
(
いりえ
)
なども多く、捜査範囲は非常に広い地域に
亙
(
わた
)
り、
如何
(
いか
)
な警察力を以てしても、余りにも
漠然
(
ばくぜん
)
たる探し物であった。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
幡随院舟はずっと上の
綾瀬川
(
あやせがわ
)
、加賀芳舟は東橋、わっちども但馬屋舟はこのあたりにしようとここで相談しておったら、変な男が、三、四人やって来てね
右門捕物帖:34 首つり五人男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
屋根船を
綾瀬川
(
あやせがわ
)
まで
漕
(
こ
)
ぎ
上
(
のぼ
)
せて、静かな月と静かな波の映り合う真中に立って、用意してある
銀扇
(
ぎんせん
)
を開いたまま、夜の光の遠くへ投げるのだと云うじゃありませんか。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
鐘
(
かね
)
ヶ
淵
(
ふち
)
、
綾瀬川
(
あやせがわ
)
なぞの蘆の茂りの蔭に舟をつないで、代数や幾何学の宿題を考えた事もあった。
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
昔の通人は屋根船を
綾瀬川
(
あやせがわ
)
まで漕ぎ上せて、月下の水に向って開いた銀扇を投げる。地紙の銀泥が月光を受けて、きらきら光りながら水に落ちるのを興じたものだという。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
恭太郎諸共クリ/\坊主になりまして、
姪
(
めい
)
の若草もまた子供も
然
(
そ
)
ういうことになるも皆約束事だろうと思い、
綾瀬川
(
あやせがわ
)
の渡口へ庵室を作り、念仏を唱えながら
礫
(
こいし
)
を拾って山のように積み上げるという
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「そうですなア
向島
(
むこうじま
)
が一番ひどいそうです。
綾瀬川
(
あやせがわ
)
の土手がきれたというんですからたまりませんや。今夜はまた少し増して来ましょう。
明朝
(
みょうあさ
)
の引き潮にゃいよいよ水もほんとに引き始めるでしょう」
水籠
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
わたくしはこの堀割が
綾瀬川
(
あやせがわ
)
の名残りではないかと思っている。堀切橋の東岸には
菖蒲園
(
しょうぶえん
)
の広告が立っているからである。下流には近く
四木
(
よつぎ
)
の橋が見え、荷車や自動車の往復は橋ごとに烈しくなる。
放水路
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“綾瀬川”の解説
綾瀬川(あやせかわ、あやせがわ)は、埼玉県および東京都を流れる河川。利根川水系中川の支流である。
(出典:Wikipedia)
綾
漢検準1級
部首:⽷
14画
瀬
常用漢字
中学
部首:⽔
19画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“綾瀬”で始まる語句
綾瀬