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素破
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すつぱ
ふりがな文庫
“
素破
(
すつぱ
)” の例文
意外
(
とんだ
)
事を
素破
(
すつぱ
)
拔かれた藝妓が、對手が新聞記者だけに、弱つて了つて、援助を朋輩に求めてるのもあれば、反對に藝妓から
素破
(
すつぱ
)
拔かれて頭を掻く人もある。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「聽かなくたつて解つてゐるよ。良助が藤兵衞の
遺書
(
かきおき
)
を隱したのを、太吉に
素破
(
すつぱ
)
拔かれた上、日頃仲が惡いから、太吉を殺したに相違ないと言ふんだらう」
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
晩飯のとき
素破
(
すつぱ
)
ぬいたG——も、小言を言つたI子も、寿美子のためにビールをぬくことに一致した。寿美子は食卓の一角に坐つて、そつと煙草を喫しながら、時々コツプを手にしてゐた。
彷徨へる
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
此
(
こ
)
の
男
(
をとこ
)
だから、
今
(
いま
)
では
逸事
(
いつじ
)
と
稱
(
しよう
)
しても
可
(
よ
)
いから
一寸
(
ちよつと
)
素破
(
すつぱ
)
ぬくが、
柳橋
(
やなぎばし
)
か、
何處
(
どこ
)
かの、お
玉
(
たま
)
とか
云
(
い
)
ふ
藝妓
(
げいしや
)
に
岡惚
(
をかぼれ
)
をして、
金
(
かね
)
がないから、
岡惚
(
をかぼれ
)
だけで、
夢中
(
むちう
)
に
成
(
な
)
つて、
番傘
(
ばんがさ
)
をまはしながら、
雨
(
あめ
)
に
濡
(
ぬ
)
れて
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「そのくせ、時々は安い遊びにも行くやうで、——金之助が
素破
(
すつぱ
)
拔いてゐました」
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
“素破”で始まる語句
素破抜
素破拔
素破事