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紅色
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くれない
ふりがな文庫
“
紅色
(
くれない
)” の例文
燐みを乞う切ない眼の潤み、若い女の心の張った時の常の血の上った頬の
紅色
(
くれない
)
、誰が見てもいじらしいものであった。
雪たたき
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
地平線の上に
腕
(
かいな
)
を長くさしのべなば、われは
燃
(
もゆ
)
るかの土と
紅色
(
くれない
)
の
石榴
(
ざくろ
)
とに触れもやせん。
金光
(
きんこう
)
燦爛
(
さんらん
)
たる国土かな。鳥飛ばず、曇りもえせず、色もあせざる空の下。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
酒の廻りしため
面
(
おもて
)
に
紅色
(
くれない
)
さしたるが、一体
醜
(
みにく
)
からぬ上
年齢
(
としばえ
)
も
葉桜
(
はざくら
)
の
匂
(
におい
)
無くなりしというまでならねば、女振り十段も
先刻
(
さき
)
より上りて
婀娜
(
あだ
)
ッぽいいい
年増
(
としま
)
なり。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
裸形
(
ニュージテエ
)
。
紅色
(
くれない
)
の気高き女体美の庭。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
“紅色”の解説
紅色(べにいろ、くれないいろ)は、鮮やかな赤色。名は、キク科の紅花の汁で染めた濃い赤による。JIS慣用色名では「あざやかな赤」(略号 vv-R)と定義している。
紅花から抽出される紅色は、染料や化粧、食用の着色料として使用されている。
(出典:Wikipedia)
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“紅”で始まる語句
紅
紅葉
紅蓮
紅絹
紅玉
紅白粉
紅梅
紅殻
紅味
紅々