トップ
>
糞汁
>
ふんじゅう
ふりがな文庫
“
糞汁
(
ふんじゅう
)” の例文
人間の
糞汁
(
ふんじゅう
)
を熱く沸かして、幾日も
根
(
こん
)
よく
沃
(
そそ
)
ぎかけていると、自然に鉄が溶けるのです。そうして、ようようのことで、その石門をあけると驚きました。
中国怪奇小説集:05 酉陽雑爼(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
進退共に
窮
(
きわ
)
まった尼提は
糞汁
(
ふんじゅう
)
の中に
跪
(
ひざまず
)
いたまま、こう如来に歎願した。しかし如来は
不相変
(
あいかわらず
)
威厳のある微笑を
湛
(
たた
)
えながら、静かに彼の顔を
見下
(
みおろ
)
している。
尼提
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
或は更に
稀薄
(
きはく
)
にしたのを、
剥椀
(
はげわん
)
で
抄
(
すく
)
うてはざぶり/\水田にくれる。時々は眼鼻に
糞汁
(
ふんじゅう
)
がかゝる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
夫人は、
理
(
わけ
)
を聞くと、この時とばかり、薬の代りに
糞汁
(
ふんじゅう
)
をのませて、良人の背をなでていた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
肺病は馬の
糞汁
(
ふんじゅう
)
を呑むとなおるって
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
糞
漢検準1級
部首:⽶
17画
汁
常用漢字
中学
部首:⽔
5画
“糞”で始まる語句
糞
糞尿
糞力
糞壺
糞度胸
糞堆
糞色
糞甕
糞土
糞坊主