糞汁ふんじゅう)” の例文
人間の糞汁ふんじゅうを熱く沸かして、幾日もこんよくそそぎかけていると、自然に鉄が溶けるのです。そうして、ようようのことで、その石門をあけると驚きました。
進退共にきわまった尼提は糞汁ふんじゅうの中にひざまずいたまま、こう如来に歎願した。しかし如来は不相変あいかわらず威厳のある微笑をたたえながら、静かに彼の顔を見下みおろしている。
尼提 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
或は更に稀薄きはくにしたのを、剥椀はげわんすくうてはざぶり/\水田にくれる。時々は眼鼻に糞汁ふんじゅうがかゝる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
夫人は、わけを聞くと、この時とばかり、薬の代りに糞汁ふんじゅうをのませて、良人の背をなでていた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
肺病は馬の糞汁ふんじゅうを呑むとなおるって
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)