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箕坐
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あぐら
ふりがな文庫
“
箕坐
(
あぐら
)” の例文
同窓生の話に
能
(
よ
)
くある事で、昨夜、北の新地に遊んでなんと云うような事を
云出
(
いいだ
)
そうとすると、私は
態
(
わざ
)
と
其処
(
そこ
)
を去らずに大
箕坐
(
あぐら
)
をかいてワイ/\とその話を打消し
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「京都という所は、いやに寒い所だな」と
宗近
(
むねちか
)
君は
貸浴衣
(
かしゆかた
)
の上に
銘仙
(
めいせん
)
の丹前を重ねて、
床柱
(
とこばしら
)
の松の木を
背負
(
しょっ
)
て、
傲然
(
ごうぜん
)
と
箕坐
(
あぐら
)
をかいたまま、外を
覗
(
のぞ
)
きながら、
甲野
(
こうの
)
さんに話しかけた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
平生
(
ふだん
)
なれば大広間、
溜
(
たまり
)
の間、雁の間、柳の間なんて、大小名の居る処で中々
喧
(
やか
)
ましいのが、丸で無住のお寺を見たようになって、ゴロ/″\
箕坐
(
あぐら
)
を
掻
(
かい
)
て、怒鳴る者もあれば
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
宗近君は
箕坐
(
あぐら
)
のまま旅行案内をひろげる。雨は
斜
(
なな
)
めに降る。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
箕
漢検準1級
部首:⽵
14画
坐
漢検準1級
部首:⼟
7画
“箕”で始まる語句
箕
箕輪
箕面
箕作
箕山
箕作阮甫
箕作秋坪
箕輪田圃
箕谷
箕作城