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だいゝちばん
勅撰集第一番の
古今集の
春のはじめにあるものといへば、そのうちでも
第一番の
歌といふことになるから、
自然人は、それを
重く
見ます。
これは
御存じの
醍醐天皇の
御代に
出來たもので、
普通、
天子の
仰せでつくつた
歌集の
第一番のものだといふことになつてゐます。かうした
歌集を
敕撰集といひます。
だからその
點において、そのお
歌が、
第一番のものでなくとも、
何も
失望する
必要はありません。