“笠懸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かさがけ50.0%
かさか25.0%
かさかけ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこかの馬場で笠懸かさがけの競技のすえ、芝居酒に時をうつし、洛内の灯を目あてに急ぎ帰って来たものらしく、上皇の御車と知っても、駒を止めそうにもしない。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『年来け狙っていたところ、漸く、時節が参って、この中津の御城下へ立ち入ったことを知り、唯今、笠懸かさかけ松の辻で見つけ、一太刀浴びせて、取り逃がした者でござる』
夕顔の門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)