ぶち)” の例文
それは石狩川の川ぶちに沿つてゐる林だつた。それで始めて、道を迷はずに來たことが分つた。
防雪林 (旧字旧仮名) / 小林多喜二(著)
あなたはお野掛けがおすきでいらっしゃいましたが、此の程はさっぱり野歩きもなさいませず、河岸ぶちへもいらっしゃいませんが、と御保養を遊ばしては如何いかゞでございます
二人は人通りのあまり多くない河ぶちを下りて行った。少し行くと、男が
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)