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端金
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はした
ふりがな文庫
“
端金
(
はした
)” の例文
これだけは
端金
(
はした
)
で出して置くと仰しゃったのを側で聞いておりまして、
不図
(
ふと
)
悪い了簡を出して、お包を持って
迯
(
に
)
げましたが、中にお書付でも
在
(
あ
)
ってはお気の毒でございますから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
端金
(
はした
)
は、いらないから。」と、あきれるばかりの気前のよさで、ほくほく紙幣を受け取るのであった。その
端金
(
はした
)
があれば、午後取りに来るはずの電燈代が払えるのにと思うと、新子は
貞操問答
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
端金
(
はした
)
にはあらざりけんを、
六三
(
ろくさ
)
此金
(
これ
)
に
眼
(
め
)
も
止
(
とヾ
)
めず、
重々
(
ぢゆう/\
)
の
大罪
(
だいざい
)
頸
(
くび
)
と
仰
(
おふ
)
せらるヽとも
恨
(
う
)
らみは
無
(
な
)
きを、
情
(
なさけ
)
のお
詞
(
ことば
)
身
(
み
)
に
徹
(
てつ
)
しぬとて
男一匹
(
をとこいつぴき
)
美事
(
みごと
)
なきしが、さても
下賤
(
げせん
)
に
根
(
ね
)
を
持
(
も
)
てば、
戀
(
こひ
)
を
金
(
かね
)
ゆゑするとや
思
(
おぼ
)
す
暁月夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“端金”で始まる語句
端金子