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端然
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ちゃん
ふりがな文庫
“
端然
(
ちゃん
)” の例文
紺地の
素袍
(
すおう
)
に、
烏帽子
(
えぼし
)
を着けて、十三
絃
(
げん
)
に
端然
(
ちゃん
)
と直ると、松の姿に
霞
(
かすみ
)
が
懸
(
かか
)
って、
琴爪
(
ことづめ
)
の千鳥が
啼
(
な
)
く。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
二人はテーブルを距てて
端然
(
ちゃん
)
と
向合
(
むきあい
)
に坐って、「お入りなさい」どうも
種々
(
いろいろ
)
な芸当をする奴等だ。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
綾子は
後向
(
うしろむき
)
にて顔は見えず、片手を
卓子
(
テエブル
)
に、片手を膝に、
端然
(
ちゃん
)
と澄まして、敵の
天窓
(
あたま
)
を
瞰下
(
みおろ
)
したり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
民弥は
寛
(
くつろ
)
ぎもしないで、
端然
(
ちゃん
)
としながら
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“端然”の意味
《名詞》
身なりや姿勢などがきちんと整っていること。
(出典:Wiktionary)
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“端”で始まる語句
端
端折
端書
端緒
端唄
端近
端々
端居
端倪
端艇