立続たてつづ)” の例文
旧字:立續
ほとんど立続たてつづけに口小言くちこごとをいいながら、胡坐あぐらうえにかけたふる浅黄あさぎのきれをはずすと、火口箱ほぐちばこせて、てつ長煙管ながきせるをぐつとくわえた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
町屋風の格子戸や、土塀どべいに囲われた門構の家などが、幾軒か立続たてつづいたはずれに、低い垣根に仕切られた広々した庭が、先ずお島の目をいた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)