立合たちあひ)” の例文
付其外帳面ちやうめん書留かきとめるに米千八百五俵むぎ五百三十俵並に箪笥たんす長持ながもちさを村役人立合たちあひにて改め相濟あひすみ其夜寅半刻なゝつはんどき事濟に相成山駕籠やまかごちやうを申付て是へ文藏夫婦に下男吉平を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この立合たちあひは所謂『呑込流』の八百長臭が多量に見えた。果して検査役の入間川いるまがはは、明敏な人であるから、容易に水を入れてやらない。この相撲は凡そ十分位はヤンワリと揉んでゐたやうである。
呑み込み八百長 (新字旧仮名) / 栗島山之助(著)
達したり然る上は如何樣にもところ作法さはふ通りに行はれよと少もわるびれず答ければ村役人共然らばしばらひかへ給へとて當所の名主又品川宿の役人共も立合たちあひ一同評議ひやうぎの上當所の御代官だいくわんへ訴へければ早速さつそく役人中出張しゆつちやうあり敵討かたきうちてい見分けんぶんあり先友次郎等三人は御沙汰ごさた有迄あるまで名主方にひかへ居べしとて番人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)