つっつ)” の例文
乃公はあんまり腹が立ったから、そっと起き出して、其奴の足を留針ピンつっついてやった。突いた時丈けは音なしくするが、少し経つと又直ぐに始める。それで乃公は五六度たり起きたりした。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
普通なみの人ならの鰻で気絶してからは来なくなるのが当然あたりまえだ。井上さんなんか乃公が眼をつっついて見てからは死んだか生きたかさえ分らなくなってしまった。然るに此教師は全くしょうこりもない奴である。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)