きめ)” の例文
「右の内(第五条を指す)には、品物取替の儀、政府に限り候事、取極は之なし、魯西亜ロシア人にてきめて外に品を付け申すべく候」。
空罎 (新字新仮名) / 服部之総(著)
千秋ちあきと思へども言はるゝ度にはづかしさの先立なれば果敢々々はか/″\しき回答いらへもなくておもはゆげかゝる所ろへ門の戸開け這入はひり來るは小西屋の一番管伴ばんたう忠兵衞なれば夫と見るより父親てゝおやいとゑまに迎へ上げ忠兵衞どのか能く來ませし今日等は定めし婚姻の日限にちげんきめにお出が有らうと今も今とて娘と二個ふたりうはさ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)