“秀才（しゅうさい）” の例文
新しい学問をした獣医（じゅうい）はまだすくない時代であるから、糟谷は獣医（じゅうい）としても当時（とうじ）の秀才（しゅうさい）であった。
老獣医 (新字新仮名) ／ 伊藤左千夫(著)
東（あずま）くん、小原（おばら）くん、有田（ありた）くん、この三人（にん）は、我（わ）が組（くみ）の三羽（ば）がらすとして知（し）られた秀才（しゅうさい）でありました。しかし、この三人（にん）は、あまり勉強（べんきょう）が過（す）ぎて、三人（にん）とも死（し）んでしまったのです。
生きぬく力 (新字新仮名) ／ 小川未明(著)
『私（わたし）はどうかすると知識（ちしき）のある秀才（しゅうさい）と話（はなし）をしていることを夢（ゆめ）に見（み）ることがあります。』
六号室 (新字新仮名) ／ アントン・チェーホフ(著)
「聡（さとる）さんは、来年（らいねん）から大学（だいがく）で、秀才（しゅうさい）という話（はなし）じゃないの。」
金歯 (新字新仮名) ／ 小川未明(著)