祭日さいじつ)” の例文
月日つきひがたって、いつしかせい一は、上級生じょうきゅうせいとなりました。かれは、またりが大好だいすきなので、祭日さいじつや、日曜日にちようびなどには、よくりにかけました。
窓の内と外 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ある日といっても、それは、日曜日の次の月曜日が祭日さいじつで、土曜日の午後から数えると、二日半の休みがとれる日の、その日曜日のことだった。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
むゝ、あの貧人ひんじんから是非ぜひどくもとめうわい。……なんでもへんであった。祭日さいじつゆゑ貧乏店びんばふみせしまってある。……いや、なう/\! 藥種屋やくしゅやはおりゃるか?
そこには、祭日さいじつの午後だというのに、人の姿はほとんど見えません。でもニールスは、むかしは、りっぱに着かざった人たちが、おおぜいいたことを知っていました。
このまちでは、ちょうどむかしからの氏神うじがみさまの祭日さいじつたるのでした。そして、いつも、むかしわらないもよおしをするのでした。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)