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祓
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ハラ
ふりがな文庫
“
祓
(
ハラ
)” の例文
又、農作物は神物であつて、
害
(
そこな
)
ふ者の罪の
贖
(
あがな
)
ひ難い事を言うて、
祓
(
ハラ
)
への事始めを述べ、其に関聯して、鎮魂法の霊験を説いて居る。
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
人間の形代なる
祓
(
ハラ
)
への
撫
(
ナ
)
で
物
(
モノ
)
は、少々意味が変つて居る。別の物に代理させると言ふ考へで、道教の影響が這入つて居るのである。
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
毎年の新嘗に、特に新嘗屋其他の新室を建てる事は出来ないから、
祓
(
ハラ
)
へと室ほぎとを兼ねた
大殿祭
(
オホトノホカヒ
)
の祝詞の様なものも出来た。
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其までの間は、新形の説経として、謡曲類似の詞曲と「
曲舞
(
クセマヒ
)
」とを持ち、
祓
(
ハラ
)
へや、
屋敷
(
ヤシキ
)
ぼめをして居たのである。
国文学の発生(第二稿)
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
だが、此祭り自體が「
祓
(
ハラ
)
へ」ではなくて、ほかひであつた。祓へは勿論、ほかひから分化した作法なのは明らかであるが、大殿祭の場合、祓へを主體と見る事は出來ない。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
而も此
天
(
アマ
)
ノ
窟戸
(
イハト
)
の物語を中心にした鎮魂の呪言に、其誘因として語られた天つ罪及び
祓
(
ハラ
)
へ・
贖
(
アガナ
)
ひの起原を説く物語、更に
魂戦
(
モノアラソヒ
)
の
女軍
(
メイクサ
)
の由来に関聯した天孫降臨の大事などが
国文学の発生(第四稿):唱導的方面を中心として
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
禊
(
ミソ
)
ぎと
祓
(
ハラ
)
ひとには区別があるので、禊ぎには水の関係がある訣ですが、早くに此区別は忘れられてゐます。とにかく、彼等が廻つて来て、伊勢へ参る代りに、其土地でみそぎをして行く。
山の霜月舞:――花祭り解説――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
里神楽
(
サトカグラ
)
、夏の
祓
(
ハラ
)
へに関聯した舞踊を夏神楽、伊勢国の片田舎で発達したのが、神宮直属のものゝ様に僣称して、病気災厄の祓へをして廻つたのが、伊勢神楽と言ふやうに、神楽と言ふ称へが
神楽記
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
一体祇園は、古い「夏
祓
(
ハラ
)
へ」の形をがらりと変らした神であつた。
村々の祭り
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
だから、ほかひとは言へ、
祓
(
ハラ
)
への要素が勝つて來る訣である。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
祓
(
ハラ
)
ふる・
卜
(
ウラ
)
ふるの例である。
万葉集研究
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“祓”の解説
祓(はらえ、はらい)は、神道の宗教行為で、天津罪・国津罪などの罪や穢れ、災厄などの不浄を心身から取り除くための神事・呪術である。
祓の神事を行うことを、修祓(しゅばつ、しゅうほつ)という。
一般に、神前での祈祷を、災厄除けの祈祷(本来の意味の「祓」)以外のものも含めて「お祓い」という。また、神社が頒布する災厄除けの神札も「お祓い」と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
祓
漢検1級
部首:⽰
10画
“祓”を含む語句
大祓
祓除
御祓
禊祓
祓禊
御釜祓
祓殿
水祓
馬死霊祓
神祓
祓詞
祓物
祓浄
祓戸
清祓式
浄祓式
万度祓
晦日御祓
攘祓
御祓箱
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