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硯屏
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けんびょう
ふりがな文庫
“
硯屏
(
けんびょう
)” の例文
人形は満州へ行った女の人の土産、大きい手まりと、紺色支那やきの
硯屏
(
けんびょう
)
の前においてある、赤土素焼の二匹の
狗
(
いぬ
)
と虎の尾は琉球の女の人の土産もの。
獄中への手紙:05 一九三八年(昭和十三年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
龍頭瓶
(
りゅうとうへい
)
だの、
玉
(
ぎょく
)
の文鎮だの、青貝の戸棚だの、大理石の
硯屏
(
けんびょう
)
だの、剥製の雉だの、恐るべき仇英だのが、雑然とあたりを塞いだ中に、
水煙管
(
みずぎせる
)
を
啣
(
くわ
)
えた支那服の主人が
上海游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
赤銅の水滴だの支那焼の
硯屏
(
けんびょう
)
だのが、きちんと飾られていたその机の上には、今ここで生活している若い親子たちの賑やかでとりまとまりのない日々を反映して
播州平野
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
この上にある
端渓
(
たんけい
)
の
硯
(
すずり
)
、
蹲螭
(
そんり
)
の
文鎮
(
ぶんちん
)
、
蟇
(
ひき
)
の形をした銅の水差し、
獅子
(
しし
)
と
牡丹
(
ぼたん
)
とを浮かせた
青磁
(
せいじ
)
の
硯屏
(
けんびょう
)
、それから
蘭
(
らん
)
を刻んだ
孟宗
(
もうそう
)
の
根竹
(
ねたけ
)
の筆立て——そういう一切の文房具は、皆彼の創作の苦しみに
戯作三昧
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
硯
漢検準1級
部首:⽯
12画
屏
漢検1級
部首:⼫
9画
“硯”で始まる語句
硯
硯箱
硯友社
硯筥
硯石
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硯海
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