トップ
>
矢唸
>
やうな
ふりがな文庫
“
矢唸
(
やうな
)” の例文
眸
(
ひとみ
)
をこらしてみつめていると、ときおり、
面
(
おもて
)
をなでてくる
微風
(
びふう
)
にまじってかすかな
叫喚
(
きょうかん
)
……
矢唸
(
やうな
)
り……
呼子笛
(
よびこぶえ
)
……
激闘
(
げきとう
)
の
剣声
(
けんせい
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、いうが如き
豪壮
(
ごうそう
)
な
矢唸
(
やうな
)
りがあった。しかも阿能局の運んで来た矢数も忽ち射尽してしまったほど、矢つぎ早であった。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
銃手が
弾
(
たま
)
ごめに時を移している間には、弓隊が矢風
矢唸
(
やうな
)
りをたてて、これまた凄まじい
鏃
(
やじり
)
の数を射て来るのだった。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
表御堂の広縁や客殿の
高欄
(
こうらん
)
のあたりからは、それへ向って、叫ぶ風そのままな
矢唸
(
やうな
)
りが吹いて来る。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、
矢唸
(
やうな
)
りの流れる中に立って、眠り
鴨
(
がも
)
のように、顔へ
錣
(
しころ
)
をかざしていた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
矢唸
(
やうな
)
りが近くをかすめた。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
唸
漢検1級
部首:⼝
11画
“矢”で始まる語句
矢張
矢
矢鱈
矢庭
矢立
矢絣
矢来
矢先
矢弾
矢筈