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着馴
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きな
ふりがな文庫
“
着馴
(
きな
)” の例文
「
平生
(
ふだん
)
着馴
(
きな
)
れた
振袖
(
ふりそで
)
から、
髷
(
まげ
)
も島田に由井ヶ浜、女に化けて
美人局
(
つつもたせ
)
……。ねえ坊ちゃん。梅之助が一番でしょう」
山の手の子
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
ほおのあたりにおのずから愛敬ありて。人の愛をひく
風情
(
ふぜい
)
。
頭
(
かしら
)
にかざしたるそうびの花もはじぬべし。腹部はさのみほそからねども。洋服は
着馴
(
きな
)
れたるとおぼし。
藪の鶯
(新字新仮名)
/
三宅花圃
(著)
祖父は
着馴
(
きな
)
れぬ
半纏被
(
はんてんぎ
)
に身を
窶
(
やつ
)
して、孫の手を引きながら佐竹ヶ原から
御徒町辺
(
おかちまちあたり
)
の古道具屋を見歩いたが、いずれも
高直
(
たかね
)
で力及ばず、ようよう竹町の路地の角に
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
去年の花見に着た
衣裳
(
いしょう
)
が今年は小さくなっているので、たださえ
着馴
(
きな
)
れないものを窮屈そうに着、この日だけ特別に薄化粧をしているために面変りのした顔つきをして
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
馴
漢検準1級
部首:⾺
13画
“着”で始まる語句
着
着物
着換
着更
着替
着衣
着流
着附
着手
着座