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着座
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ちゃくざ
ふりがな文庫
“
着座
(
ちゃくざ
)” の例文
「いやそうではあるまい」と外記がするどく云った、「船岡は
着座
(
ちゃくざ
)
の家柄であり、一ノ関のあと押しで、近く国老に任ぜられるそうではないか」
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
四五年前の
与謝野
(
よさの
)
家の
歌会
(
うたかい
)
の時、その座のクインであった
晶子
(
あきこ
)
夫人が、
着座
(
ちゃくざ
)
しばらくにして、
上躯
(
じょうたい
)
を左方に
退
(
ひ
)
き
膝
(
ひざ
)
を曲げてその下から
一脚
(
ひとあし
)
を曲げて右方へ出されました。
女性の不平とよろこび
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
読みおわるなり石見守は、いま、
着座
(
ちゃくざ
)
したばかりの
腰
(
こし
)
をうかしかけて
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「直接には知りません、原田さんは
着座
(
ちゃくざ
)
といって、家老になる家柄ですし、私の家とは身分がちがいますから」
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
主賓は
伊達安芸
(
だてあき
)
、つぎに現職の家老、奥山大学、大条兵庫、古内主膳。また「
一家
(
いっか
)
」の格式である片倉小十郎。ほかに原田甲斐、富塚
内蔵允
(
くらのすけ
)
、遠藤又七郎、この三人は「
着座
(
ちゃくざ
)
」といって
宿老
(
しゅくろう
)
であった。
樅ノ木は残った:01 第一部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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第三、
着座
(
ちゃくざ
)
(国老となる家柄)
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
“着座”の意味
《名詞》
座席に着くこと。着席すること。
(出典:Wiktionary)
“着座(着座家)”の解説
着座家(ちゃくざけ)は、江戸時代の諸藩の上級藩士の家格の一つ。
細かい定義は、諸藩によってまちまちであるが、家老職になり得る家格という意味で使用される場合と、広義の老職、つまり年寄衆や中老職になり得る家格という意味で使用される場合がある。また着座または着座家の名称がない藩も存在している。
(出典:Wikipedia)
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
座
常用漢字
小6
部首:⼴
10画
“着”で始まる語句
着
着物
着換
着更
着替
着衣
着流
着附
着手
着類