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相顧
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あいかえり
ふりがな文庫
“
相顧
(
あいかえり
)” の例文
その者も軽く「ア。あぶない」といって金蓮の体をささえ、そして、
相顧
(
あいかえり
)
みてわけもなくニッと笑いあった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(第一の見慣れぬ旅人、第二の見慣れぬ旅人、
相顧
(
あいかえり
)
みて沙原を歩いて、地平線を望んで行く、日は既に
奈落
(
ならく
)
に沈んで、ただ淋しげに紅く微笑む
黄昏
(
たそがれ
)
の空の色。)
日没の幻影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
竹間
(
ちくかん
)
の
梅棕
(
ばいそう
)
森然
(
しんぜん
)
として
鬼魅
(
きび
)
の
離立笑髩
(
りりつしょうひん
)
の
状
(
じょう
)
のごとし。二三子
相顧
(
あいかえり
)
み、
魄
(
はく
)
動いて
寝
(
いぬ
)
るを得ず。
遅明
(
ちめい
)
皆去る
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
大目付の出張——三斎、駿河守
相顧
(
あいかえり
)
みて顔いろを変えざるを得ない。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
と二人が
相顧
(
あいかえり
)
みて立つ。
大菩薩峠:25 みちりやの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
半太夫、亀右衛門丞などの人々は、
相顧
(
あいかえり
)
みて、またしげしげと、武蔵の姿を見直していたが
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
相顧
(
あいかえり
)
みて、
莞爾
(
かんじ
)
とした。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
顧
常用漢字
中学
部首:⾴
21画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模