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相恰
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そうごう
ふりがな文庫
“
相恰
(
そうごう
)” の例文
自信のない不自然な微笑を浮べている手塚を幸雄はきっと頭を廻して睨んだが、見るうちに
相恰
(
そうごう
)
が変った。唇まで土気色をし
牡丹
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
自ら善人に善人にと見せ掛けて居た為に此の大悪の
相恰
(
そうごう
)
が現われなんだのか知らん、兎に角も恐ろしい顔である。
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
そのまた
恐
(
こわ
)
らしい髯首が
暫
(
しば
)
らくの間眼まぐろしく
水車
(
みずぐるま
)
の如くに
廻転
(
まわっ
)
ている内に次第々々に小いさく成ッて……やがて
相恰
(
そうごう
)
が変ッて……何時の間にか
薔薇
(
ばら
)
の
花掻頭
(
はなかんざし
)
を
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
門から
這入
(
はい
)
って、庭を通って来て、渡り縁に腰をかけたが、今出ていった時とは、すっかり
相恰
(
そうごう
)
が変って、額を紫っぽく黄色く、眼はボクンと落ちくぼみ、力なく見開いている。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
美女が悪鬼に変った
相恰
(
そうごう
)
の無気味さは、
正面
(
まとも
)
に顔も向けられません。
死の予告
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
相
常用漢字
小3
部首:⽬
9画
恰
漢検準1級
部首:⼼
9画
“相”で始まる語句
相
相手
相違
相応
相好
相撲
相談
相槌
相貌
相模