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目上
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めうえ
ふりがな文庫
“
目上
(
めうえ
)” の例文
「こんどは、ゆだんをして、この
男
(
おとこ
)
を
逃
(
に
)
がすようなことがあってはならないぞ。」と、
番人
(
ばんにん
)
は、
目上
(
めうえ
)
の
役人
(
やくにん
)
から
注意
(
ちゅうい
)
をされました。
おけらになった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今はクウという語が失敬になって、そのかわりにひろく用いられているが、もとは
目上
(
めうえ
)
の人に向かっていったものですなわちお
給仕
(
きゅうじ
)
をする者のある食事がメシであった。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
きりょうが良いの、しとやかだのと、聞いて居られないくらいに見え透いたお世辞をおっしゃって、まるで私が、先生の
目上
(
めうえ
)
の者か何かみたいに馬鹿叮嚀な扱いをなさるのでした。
千代女
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
受身
(
うけみ
)
の立場からいうたら、
目上
(
めうえ
)
の人から受けた
恩
(
おん
)
よりも、
目下
(
めした
)
の者から受けた
恩
(
おん
)
のほうが大きいこともある。自分の
君公
(
くんこう
)
からお
古
(
ふる
)
の
裃
(
かみしも
)
を
頂戴
(
ちょうだい
)
するのは、昔では非常の
恩誼
(
おんぎ
)
とみなした。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“目上”の意味
《名詞》
(ぼくじょう)自分より上位、年上などめうえの人に献杯すること。
(めうえ)地位・年齢などが自分より高いこと。また、その人。
(出典:Wiktionary)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論