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白粉
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はくふん
ふりがな文庫
“
白粉
(
はくふん
)” の例文
いよいよ怪しと存ぜしまま、その
白粉
(
はくふん
)
を摘み取り、自宅へ持ち帰り候が、別封をもってお眼にかけし物こそ、その白粉にござ候。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
或る折、呉王孫権が
戯
(
たわむ
)
れに、一匹の
驢馬
(
ろば
)
を宮苑にひき出させ、驢の
面
(
おもて
)
に、
白粉
(
はくふん
)
を塗らせて、それへ
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
葉を
検
(
けん
)
して見ると、バナナの方が
葉質
(
ようしつ
)
がじょうぶで葉裏が
白粉
(
はくふん
)
を
帯
(
お
)
びたように
白色
(
はくしょく
)
を
呈
(
てい
)
しており、そして
花穂
(
かすい
)
の
苞
(
ほう
)
が
暗赤色
(
あんせきしょく
)
であるから、わがバショウの葉の
裏面
(
りめん
)
が緑色で
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
京城
(
けいじょう
)
に一人の兇賊が徘徊した。かれは人家で賊を働いて、その
立去
(
たちさ
)
るときには必ず
白粉
(
はくふん
)
を以て我来也の三字を門や壁に大きく書いてゆく。官でも厳重に捜索するが容易に捕われない。
自来也の話
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
しかし間もなくその筋が、
一所
(
ひとところ
)
足で蹴散らされ、
白粉
(
はくふん
)
が四散しているのを見ると、初めて胸を撫で下ろした。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
いずれここにある
白粉
(
はくふん
)
も、その大槻が呈供して金一郎様殺しの怪事件に、役立てたものに相違あるまい。毒薬かそれとも他の物か、とまれ尋常なものではあるまい。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“白粉(おしろい)”の解説
おしろい(白粉)は、顔や首筋などに塗布して肌を色白に見せるために使用する化粧品である。その種類に応じて、粉おしろい、水おしろい、練りおしろいなどに分類される。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
“白粉”で始まる語句
白粉気
白粉刷毛
白粉焼
白粉垢
白粉花
白粉壺
白粉草
白粉焦
白粉下
白粉首